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放送大学で心理学を学ぶ

放送大学での新たな学びを通して自分と向き合いたい

思い出のマーニーを観る

思い出のマーニー、DVDで観ました。

これも、河合隼雄先生の本で紹介されていたもので、もちろん、先生の本では、原作を取り上げていらっしゃったのですが、私は、ジブリで公開されたなあ、と思い立ち、まずはこちらを観ました。

思い出のマーニーは、原題「When Marnie Was There」 で、イギリスの作家ジョーン・ジーン・ロビンソンの児童文学作品だそうです。もちろん、DVDでは、舞台は日本、北海道の静かな湿地帯に面した村です。

心理学の面からこの話の展開をみると、とても興味深いものになっているそうで、私もその観点から観ました。

中学一年生となった、複雑な生い立ちを負う主人公(杏奈)の心の葛藤や、回りの環境の変化に伴って、さまざまな人びととの出会い。
 
一つ間違えると、とても深い心の闇にとらわれそうになるところで、自分だけが苦しんでいるわけではない、さまざまな人たちが、自分の人生、もっといえば、どうしょうもない運命に翻弄されながら、それでも、心を込めて生きていこうとする姿にふれ、自分で、心をひらいていく過程が、とてもうつくしく描かれているなあ、とちょっと涙ぐんでしまいました。
 
この時期(中学生から高校生にかけて)の子供たちは、まさに、心の中の変化の嵐に翻弄されるんですよね。
 
親たちは、子供たちの突然とも思える変化、まるで、敵意むき出しのような態度、あるいは、何事にも無関心となってしまったような姿に、心を痛めるんですよ。
 
でも、それは突然でもなく、むしろそうやって、親を乗り越えようとする生みの苦しみなんですね。
 
河合隼雄先生の、物語の大切さとは、特に、子供向けの本と呼ばれるものには、実は、子供たちだけではなく、私たち大人に、忘れかけていることを気づかせてくれるのだなあ、と思いました。
 
もっと、物語をよもう。