初めての自宅受験
コロナ対策のために、初めて自宅で単位認定試験を受験しました。
すでに、一カ月以上経ってしまいましたが、少し振り返ってみます。
自宅受験の手続き
受験期間は、7月14日から21日の一週間でした。通常だと、この間に各科目で決められた時間に決められた受験会場に行って受験するわけですが、自宅受験では、この一週間であればいつでも、どこでも解答することができました。
すでに、5月に自宅受験が告知されていました。その後、手順が示された印刷物の配布がありました。
印刷物には試験問題の取得方法や、解答の提出方法などがまとめてありました。
当初、システムWAKABAから試験問題を閲覧する方法でしたが、アクセス集中の懸念から、特設サイトからの閲覧になりました。
私はプリンターが自宅にあるので、ネット上の問題をプリントアウトすることができましたが、プリンターがない人用の案内もありました。
あらかじめ、解答用紙 (私は記述式とマークシート解答) が送られていました。
タイムスケジュール的には、6月下旬には解答用紙、返送用封筒、受験方法の詳細がかかれた印刷物が発送され、7月には実施、8月下旬に成績通知という流れです。
実際の受験体験
今回、私の受験する科目の解答方法は二つが記述式、そして外国語のドイツ語はマークシート方式でした。
試験開始日が7月14日からでしたが、すぐ取りかかりました。
私の場合3科目だけでしたが、二つが記述式、もう一つはマークシートとはいえ、ドイツ語。挫折しかかっていただけに、もう、時間がかかるだろうなと。
今回は、印刷教材は見てもいいし、ドイツ語も辞書をフル活用。
記述式は、通常の試験では、だいたい時間ぎりぎりになってしまうけれど、今回は制限がないため、かえって、時間をかけてしまいました。
解答は郵送なので、うっかりしていると遅れる可能性もなきにしもあらず、です。
受験してみた感想など
受験するまでは、不安もありましたが、思ったよりスムーズに行うことができました。
しかし、試験問題の閲覧したとき、その試験問題用紙の表紙の右上に、
予備試験用問題
試験問題持ち帰り不可
と、書かれていたのです。予備試験用の問題なら、本試験用の問題があるのかと探してみましたが、他の問題用紙は見当たりません。ちょっと焦って、問い合わせ先に電話してみたものの、全然つながりません。
どうしよう、と悩んで、普段はほとんどアクセスしない、放送大学のFacebookを覗いてみることに。
すると、やはり問い合わせている方がいて、対応をアップしてくれてました!!
感謝!
つまり、この予備試験用問題が本試験の問題だと。
この件については、のちに本部からお知らせがありましたが、迷った人、多かったんじゃないかなー。
放送大学としても、前例のない試験だったため、かなりご苦労があったでしょうね。
以前、仕事を休めないから試験日が日曜日の科目しか選べないと話してくれた学生さんがいました。
私は、今回の試験は正直、ラッキーだったです。なぜなら、ドイツ語はまだ、全然試験をするには勉強不足だったし、記述式に関しては、印刷教材がなければ、どこまで書けたかわからない・・・ 。
なにはともあれ、とても貴重な経験でした。今回の処置は緊急用であったけれど、さまざまな事情を抱えて、学びたい科目の試験を受けられない人にとって、このようなやり方が、よい前例となるといいなと思ったりもしました。
このようなやり方は、コロナウィルスが収束すれば( なにをもって収束というのかはわかりませんが・・・)また、元に戻るかもしれませんが、選択肢のひとつとなるといいなとも思います。